【レビュー】知らないと損する賢い子供の育て方【将来の学力は10歳までの「読書量」で決まる!】

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どうもこんにちは、じょんです。

突然ですが、あなたは子供に、将来どんな大人になって欲しいですか?

『せっかくなら賢く育ってほしい』

筆者もそんな風に考えて日々子供と生活をしているのですが、
そんな中目にしたのがコチラの本。

『将来の学力は10歳までの「読書量」で決まる!』

タイトルからズバリですが、10歳までに読んだ本の量によって、
子供の将来の学力が決まってしまうというのです。

本書の筆者は松永暢史先生。

教育環境設定コンサルタントというあまり耳にしない分野の専門家ですが、
音読法や作文法等の様々なメソッドを開発している「受験のプロ」のようで、
皆さんの教育や学習の悩みにこたえる場を提供しているとのこと。

今回はそんな一冊から、筆者が特に気になった以下の3点を解説していきます。

本格的な勉強は後からでいい

例えば、小学校受験や中学受験を目指して、小さいころから塾等で勉強を詰め込む、
あなたの周りにもそんな方いませんか。

もちろん受験する、勉強する本人が希望しているのであれば良いのですが、
親の希望に従って嫌々勉強しているケースも中にはあるでしょう。

これ、何が問題かというと、結果的に学力が向上したとしても、
勉強や学びに対して、「苦しいもの」「つまらないもの」
子供が感じてしまう可能性があるのです。

そして、一度こうしたイメージが頭に出来てしまうと、中々覆すことが出来ず、
将来学びに対する意欲が出にくくなってしまうわけです。

本書では、こういった詰込み型の学びではなく、
特に子供が小さいうちは本を読み聞かせることを勧めています。

本であれば、いくら読んでも、もしくは読んであげても、勉強が嫌いになることはなく、
また、本を通して得た知識を広げたい、もっといろんなことを知りたいといったように、
勉強へのやる気が出てくることも期待できます。

どうやら、『今でしょ!』で有名な林修先生が幼少期の頃に読んだ本がきっかけで、
勉強が好きになったというのですから、本の大切さは裏付けられているのでしょう。

「読み聞かせ」とは「音を聞かせること」

多くの子供にとって、読書経験の始まりはご両親による絵本の「読み聞かせ」です。

そしてこの読み聞かせ、対象はある程度言葉がわかるようになった幼児だけでなく、
言葉をしゃべれない赤ちゃんを相手にしても十分に効果があるのだそうです。

『赤ちゃんはさすがに物語を楽しめないんじゃない?』

と思われるかもしれませんが、恐らく読み聞かせの目的を少し誤解されています。

では読み聞かせとはいったいどういうことかというと、
本書によれば『音を聞かせる』ことなのだそうです。

ですから、必ずしも子供に物語や話の内容を理解させること、楽しませることを目的としているのではなく、
子供の耳から体内に音を注入させるイメージを持って読み聞かせることが大事なのです。

この読み聞かせにより子供は、一音一音の意味を知り、結果として国語力の向上に繋がるわけです。

面白いのは、一音一音をはっきりと伝える、注入することが大事になるため、
読み手としては、スラスラ読むことはむしろ控えるべきで、
抑揚をつける淡々と読むことが理想的なのだとか。

筆者もよく子供が寝る前に読み聞かせをしていますが、
どうしても登場人物の感情にそって抑揚をつけてしまうのですが、
不自然ではない程度に淡々と読むように心がけなければと気づかされました。

ユダヤ人の家庭教育の秘密

ユダヤ人は天才が多い。

よく耳にする話であり、世界のトップにはユダヤ系の方が多いというのも事実なようですが、
そんなユダヤ式の教育法にも読書が関係しているのだそうです。

どうやらユダヤ人が子供の教育に関してもっとも大切にしているのが、
「本をたくさんあげよう」「本でいっぱいの本棚を見せよう」
ということなんだとか。

これは、子供が自然と読書の世界に入っていける環境を整えることを目的としており、
本でいっぱいの本棚がある環境で育つ、親が読書している姿を見せることで、
子供の知的好奇心が刺激され、自然に読書の世界へと入っていく。

親が子供に「させる」「与える」のではなく、
自発的にそうなるように「引き出す」教育法であり、
本や読書を身近に感じさせることができるように考えられているわけです。

筆者は決して家が広いわけではなく、
省スペースの観点から、いつも好んで電子書籍を読んでいるのですが、
これからは少し考え方を変えて、子供のために紙の書籍を買うことも検討していきます。

さいごに

いかがでしたでしょうか。

本書では、とにかく多くの本を読むことが大切であるとしながら、
いかにして子供が本を読むように促すか、その環境をどうやって整えていくのか。

そんな方法論が多く掲載されており、子供が本を読む習慣がないあなたにとっても、
非常に有益な内容となっているのではないかと思います。

ちなみに本投稿時点ではAmazonのPrime Readingの対象となっており、
Prime会員の方であれば無料で電子書籍を読むことが出来ますので、
Prime会員の方はぜひこの機会にお試しください。

それではまた。

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