3つのリスクとは
どうもこんにちは、じょんです。
皆さんの中にもいるのではないでしょうか。
定年ぐらいまで会社で働きお金を蓄え、リタイアした後に旅行等のやりたいことを悠々自適に行う日々を目指している方が。
私も漠然とそのように考えていました。
老後は妻と海外旅行に行ったり、おいしいレストランに通ったり、想像するだけで楽しくなってきますよね。
ただし、本当にやりたいことが明確に見えているようであれば、それを漠然と老後にやると決めるのではなく、もっと若いうちから行うべきではないかという考えが、書籍『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』にて示されています。
この書籍を通じて私が理解した、やりたいことを先延ばしにすることの3つのリスクは以下の通りです。
- やりたいことの中には若いうちにしかできないことが含まれているかもしれない
- やりたいことから得られる幸福度は歳を重ねるにつれて薄れていくかもしれない
- そもそもやりたいことをやりきれるまで生きていられるかわからない
なぜそれがリスクとなるのか
一つ目の「やりたいことの中には若いうちにしか出来ないことが含まれているかもしれない」について、
例えば皆さんには将来マチュピチュに行きたいという夢があったとします(マチュピチュが何かを知らない方はGoogle先生が教えてくれます)。
もし皆さんが日本に住んでいるとしたら、ペルーにあるマチュピチュに行くにはフライトだけでも20時間以上、総移動時間は30時間を超えるようです(私は行ったことはありませんが)。
この30時間を超える移動時間、若いうちであればそこまで気にならないのかもしれませんが、65歳の定年を迎えた後に経験することを想像するといかがでしょうか。
よっぽど行きたい気持ちが強くない限りは辛いですよね。。
このように、自分のやりたいことを考えた時に、もし若く健康なうちに経験した方がいいことが含まれているようであれば、老後を待たずして行動に移した方がよいということです。
二つ目の「幸福度は歳を重ねるにつれて薄れていくかもしれない」について、
これも同じくマチュピチュを例にとりますが、マチュピチュに行く目的の一つが人生観を見直す(一時期流行った”自分探し”と置き換えてもいいかもしれません)という点に合った場合を想定します。
晴れてマチュピチュに到着し、目的とした人生観を見直せたとします。
これを20-30代のうちに経験した場合と、定年後に経験した場合とでは感じ方はどのように違うでしょうか?
もちろん人によって感じ方はそれぞれでしょうが、今後の人生の長さを比べた場合には、やはり若いうちに経験した方が、その後の影響は大きく、それにより感じる幸福度は高いといえるのではないかということです。
三つめの「そもそもやりたいことをやりきれるまで生きていられるかはわからない」については簡単ですね。
誰しもシンプルに、やりたいことをやるまえに倒れてしまう可能性がある、そして、それは突然訪れるかもしれないということです。
やりたいことにお金がかかるとき
三度マチュピチュに行きたいという夢を例として挙げます。
マチュピチュに行くには時間だけではなく当然お金もかかります。どうやら安くとも30万円程度はかかるようです。
「行きたいけどお金がかかるしなぁ」
そう考えて尻込みされるか方も多いかもしれませんが、この場合にもリスクとの折り合いを考えてみてください。
今しか経験できない、今経験した方が得られるものが大きいと思われるようであればすぐに行動に移した方がよいかもしれません。
具体的にお金をどうやって工面するかについて私は答えをもっているわけではないですが、一ついえることは一般に皆さんの給料は歳を重ねるごとに上がっていくということ。
転職エージェントのWEB-SITEを覗くとよく出てくるのですが、年収はピークとなる50代までは上がることが統計結果として表れています。
今後もこのトレンドが継続するのかについては不確実な部分があるかと思いますが、
老後や将来の大きな出費に備えて貯金をしなければいけない
⇒だから今は大きな出費は控えよう。。
と考えているとしたら、将来の出費は将来の収入で十分賄えるかもしれない!ということも視野に入れてみてください。
まずは行動を
私自身、冒頭で触れた書籍を通じて、
『そもそも自分が本当にやりたいことはなにか?』
ということを考えるようになりました。
ただ漠然と「老後は海外旅行」というのではなく、いつまでにどこに行きたいのか、行くにはどういった準備が必要なのかということを考えていると、
実際に旅行に行った際に感じる幸福度も高まりそうですし、皆さんにもおすすめです。
なお、この書籍ではやりたいことの明確化を目的として【タイムバケット】というツールを用いているのですが、その紹介はまたの機会に。
それではまた。
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