どうもこんにちは、じょんです。
巷で話題のFIREですが、FIREを目指す方々にとってのバイブルとなっているのがこちらの本
筆者がFIREについて知るきっかけとなったこの本ですが、
書いたのはFIREの第一人者であるクリスティー・シェンさん、ブライス・リャンさん。
31歳という若さでFIREを達成し、今では世界中を旅しながら生活をされているという、
憧れの生活を送っておられる方々。
FIREに向けた再現性のあるメソッドだけでなく、FIRE後の生活についても綴られており、
FIREを目指している方だけでなく、多くの方に楽しんでもらえる本ではないかと筆者は感じました。
今回はこの1冊から、筆者が以下の2点をピックアップして解説していきます。
- もはや定番となった4%ルール
- 旅行にはお金がかかるという通説はウソ
もはや定番となった4%ルール
FIREを目指す方にとっては周知となっているこの4%ルール。
インデックス投資の予想平均リターンとして年4%が過去の実績から見込まれるもの。
そして、逆算して、年の支出額の25倍(100/4)の資産を築いてしまえば、
そこから得られる4%分の運用益で年間の支出額を賄える、
つまりは働かずとも生活が出来るというのがこのルールです。
例えば年間の支出額が400万円の方は1億円(=400万円×25)の資産を築いてしまえば、
毎年の平均リターンである400万円(=1億円×4%)で年間の支出を賄えてしまうというものです。
多くの方がポートフォリオの中心に据えている米国株式のインデックスファンドの平均利回りは4%を超えていますから、
この理論は長期的には真っ当なものと言えるわけです。
筆者のポートフォリオの中心もS&P500に連動させるインデックスファンドですので、
この4%ルールに乗っかる形での運用が目標となります。
筆者は毎月末に資産額やポートフォリオを可視化しているのですが、
支出額の25倍には程遠いものの、徐々に貯蓄額が目標に近づいていくのを感じられ、
楽しく積立を行えています。
旅行にはお金がかかるという通説はウソ
本書の1番面白い点はココだと筆者は感じました。
著者のお二人はFIREを達成した後、世界を旅しながら生活をするという、
なんともステキな活動を行なっているのですがどうやら、
旅行には思ったほどお金がかからない
のだそうです。
これだけ聞くと、
『いや、そんなことないでしょ?』
と思われるでしょうが、前提条件として、
先進国で生活することと比べて、物価が比較的安い国や地域で旅をする分には、
旅費の方が安く抑えられるということなんです。
特に東南アジア諸国における旅費というのは、北米や欧州、日本との比較で安いとのことで、
海外旅行が好きな方であれば実感したことがあるでしょうが、
ジムやプールなんかがついたマンションの一室の家賃が月10万円もかからないというのですから、
それは先進諸国で生活するより安く抑えられるのは容易に想像できますよね。
そして家賃だけでなく、食費も激安、マッサージも安価ですし、
この上ない生活をしてもおつりがくるわけです。
本書を書かれたお二人がオススメしているのは、物価の高い国や地域だけでなく、
定期的に物価の安い国・地域を訪れることで、年間の生活費を安く抑える、
いわばそんなことなのですが、筆者が本書を読んで感じたのは別の可能性でした。
それは、
頑張って収入をあげなくとも生活水準を上げることは案外簡単なんじゃないか
ということです。
生活水準を上げる手っ取り早い方法
最近ではコロナ禍の影響からリモートワークが浸透してきており、
頑張ってアクセスのよい都心に住まずとも、家賃の手頃な郊外に引っ越すということが、
巷では増えているというニュースをよく目にします。
要は働く場所に縛られなければ家賃を抑えることが合理的という考え方によるものなのでしょうが、
突き詰めると引っ越す先は日本でなくても、家賃や物価の低い海外でもよいと思いませんか?
仮に給料が同額だとすると、物価の減少はそれすなわち生活水準の向上につながります。
例えば物価水準が1/2の国・地域に住めば、食事は日本の倍よいものを食べても値段は同じ、
住環境も同じことが言えますし、同じ給料でも得られる満足感には大きな違いが生じるのです。
当然、日本にいる友人や家族と会う機会は減るかもしれませんが、
正直その点さえ気にならないようであれば、今すぐにでもフルリモートが可能、
もしくは現地での就労が可能な職を探してみる価値は十分にあるのではないでしょうか。
いくら転職等により給料を上げることが可能とはいえ、給料を短期的に倍にすることは、
多くの方にとっては現実的とは言えません。
ただし、物価の安い国・地域でも就労可能な職を探すことは、
比較的難易度が低いのではないでしょうか。
『でも言葉が通じないのは不安。。』
そんな心配は不要です。
少なくともフルリモートであれば仕事で使うのは日本語だけでしょう。
(現地のスタッフと共に働くということであれば多少の語学力は求められるかもしれませんが)
また、タイやベトナムであれば現地に多くの日本人が生活していますから、
日本人のコミュニティに入ればいろいろと助けてくれますし、生活に大きく困ることはないでしょう。
筆者は一時期米国に住んでいたのですが、今はコミュニティだけでなくインターネットを介してあらゆる情報が手に入りますから、
なんやかんやで大きな不自由なく生活出来ました。
オプションの1つとして
いかがでしたでしょうか。
筆者の仕事はフルリモートというわけにはいかず、
また、子供がある程度大きくなるまでは日本に住んでいたいと考えていますが、
その後は海外で生活するというのは非常に現実味をもったオプションの1つです。
東南アジアの料理は好みがありますが、筆者は大好物ですので、
是非一度暮らしてみたいと考えています。
今はまだなかなか状況が落ち着いてきませんが、
事態が落ち着いた際には是非一度移住を考えてみてはいかがでしょうか。
それではまた。
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