名著『投資の大原則』から学ぶ、今から始める節約の大切さについて

資産形成

どうもこんにちは、じょんです。

投資をされている方であれば誰しも聞いたことがあるであろう2冊の名著『ウォール街のランダム・ウォーカー』『敗者のゲーム』それぞれの著者による共著ということで、まぁ間違いなくタメになる話を学べるのだろうと手を伸ばしてみました。

『投資の大原則 人生を豊かにするためのヒント』

フタを開けてみれば大正解で、真新しい考え方が示されているわけではないのですが、タイトルにもある通り『投資の大原則』について、筆者のような投資初心者でも簡単に読めるような難易度とボリュームとなっており、著者が読みやすさを追求したことがうかがえる構成となっています。

今回は全6章から構成されている本書の内、第一章『まず貯蓄を始めよう』について、筆者の感じた点を含めまとめていきます。

本書は以下のような方には是非オススメです。

こんな方にオススメ!

  • 投資の入門書を探している方
    ⇒タイトルの通り、入門書としてオススメの1冊です。
  • 投資に関する情報が多すぎて何を信じればよいか悩んでいる方
    ⇒業界の重鎮と呼べる著者によって書かれた信頼のできる手法を学べます。
  • 投資を始める際に何から手を付ければよいか迷っている方
    ⇒まず手を付けるべき節約について解説されています。

塵も積もれば山となる

本書ではまず投資を行うにあたり、いわゆる『種銭』を貯める必要性について説かれています。

当然、お金がなければ投資には回すことが出来ないからです。

そして、種銭を貯めるための手段として『節約』の重要性が触れられています。

一般にお金を貯める方法は、収入を上げるか、支出を減らすかのどちらかしかないかと思いますが、本書では収入を上げる手法については(少なくとも筆者が読み飛ばしていなければ)書かれておらず、節約の方法だけが説明されています。

これは恐らく、収入を上げることに対して、節約の方が圧倒的に早く結果が出ることに起因していると筆者は捉えています。

そして、節約の方法がいくつか挙げられているのですが、筆者も実践しているのが

『朝4ドルのカフェラテを飲んでいるなら、コーヒーに変える』

というもの。

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筆者も貯蓄を気にする以前は、朝通勤時にスタバでカフェラテを買うのがルーティーンになっていましたが、それがコンビニのコーヒーマシンで作ったラテに代わり、今ではスティックタイプのカフェラテをお湯で作って飲むまでに至っています。

『それで節約できる金額ってたかが知れてるよね?』

と思ったアナタ。
実は筆者も同じように思っていた1人なのですが、結局本書で伝えたいのは、それくらいに節約に意識を向けることで、小さいことの積み重ねがやがて大きな種銭に化けるということなのだと筆者は理解しました。

例えば、カフェラテが1杯400円、月の営業日が20日、年間で240日とした場合、年間のカフェラテ代は単純計算で96,000円となります。

一方で、コンビニのラテに変えた場合、1杯200円とすると、年間のカフェラテ代は48,000円と半減します。

更に、スティックタイプのラテは30杯分400円程度で売っていますから、スティックタイプに変えると年間のカフェラテ代は240杯分の3,200円となり、スタバで買う場合の1/30、金額でいえばなんと9万円以上も節約が出来るのです。

この金額があれば、仮に投資に回さずとも、ちょっとした国内旅行でれば家族分が賄えてなおおつりが出る水準ですから、コーヒー1つとってもバカに出来ないということがご理解いただけるかと思います。

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筆者も以前は、

『スタバのラテ程度をケチるようにはなりたくない』

なんて思っていたわけですが、完全に若気の至りだったと今では思います。

歳をとったこともあってか、正直スタバのラテを飲むことで得られる効用と、節約によって得られるちょっとした達成感とを比較すると、後者の方が自分にとっては心地がよいのですから、習慣が持つチカラがいかに強いか実感しています。

(こんなことをいうと怒られそうですが、スタバも入れてくれるスタッフさんによってインスタントコーヒーより味が悪いこともありますしね)

節約をゲームとして考える

筆者の感覚からすると、節約を成功させている方の多くは、節約を楽しんでいるように思います。

本書でも触れられていることですが、日々の節約により、お金が貯まっていくことをゲームのように楽しむことができれば、節約を苦として捉えることなく、前向きに取り組むことができるのではないでしょうか。

そのために筆者がオススメしているのが『家計簿をつける』ことです。

以前に以下の記事でも触れましたが、特に家計簿アプリを使うことで家計簿をつける作業が圧倒的に楽になりますし、なにより、収入と支出の可視化ができますので、定期的に例えば前の月と比較してどのくらいの節約が達成できたのかが一目でわかるようになるのでオススメです。

家計の管理にマネーフォワードを使うことによる3つのメリット
皆さんは毎月の支出額を具体的に把握していますか? 実家を既に出ている方は毎月の家賃は把握されているでしょうが、その他の支出はどうでしょうか? 例えば食費や交際費について、あまり把握していない方も多いのではないでしょうか? そういった日々の支出額を明確にするために家計簿アプリは非常に有用です。

なお、既に投資を始めている方にとっては、証券会社と家計簿アプリを連携させることで資産の増減まで家計簿アプリ一つで把握可能になりますから、家計簿と資産管理をアプリ1つで行える点が筆者は気に入っています。

今すぐ節約を始めよう

さて、これまでのお話をきいて節約を始めようと思ったアナタに朗報です。

なんと、節約は今すぐにでも始められるのです。

まぁ当然のことなのですが、先に触れたカフェラテの節約もそうですし、家計簿アプリのダウンロードも今すぐに始めることができます。

一方で、種銭を作るために収入を上げようとすると、当然に転職活動なり複業というのも今すぐに始めることはできるのですが、結果が出るまでに少し時間がかかるのが一般的です。

その点、カフェラテの節約なら今日明日には1日あたり数百円でも節約の結果が得られるわけですから、圧倒的に即時性が高いと言えるのです。

そして、今後『投資の大原則』の本でも登場しますが、『複利』の効果を得るには、投資を始めるタイミングは早いにこしたことがありません

ですから、今すぐに始められる節約は、優先的に取り組んでいくべきと言えるのです。

さいごに

いかがでしたでしょうか。

筆者は収入アップを1つの目的として以前に転職を経験していますが、種銭を作るという観点からすると、転職よりも先に節約を始めました。

1日の節約によって得られる達成感は正直そこまでは大きくないですが、それが1カ月、1年となると目に見えて貯蓄額が増えていく、その過程が筆者にとっては正にゲーム感覚で楽しむことが出来ています。

恐らくもともと浪費家と呼ばれるタイプではなく、いわゆるブランド物には全く興味がない点も幸いしているのかと思いますが、節約に向いている性格で良かったと感じているところです。

皆さんもぜひ、今から始められる節約にトライしてみてはいかがでしょうか。

次回は『投資の大原則』の第二章、「シンプルな投資法」について解説していく予定です。

それではまた。

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