【登録目前!】日本から新たに世界遺産がうまれそうな件【北海道・北東北の縄文遺跡群】

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どうもこんにちは、じょんです。

先日話題になったこのニュース

「北海道・北東北の縄文遺跡群」世界文化遺産に登録の見通しに | NHKニュース
【NHK】世界文化遺産への登録を目指している北海道と青森県、岩手県、それに秋田県に点在する「北海道・北東北の縄文遺跡群」について、…

日本から新たに世界遺産が登録されることがほぼ確実になったということで、
関連する自治体では非常に盛り上がっているという様子が伝えられています。

皆さんは【世界遺産】とは何かご存知でしょうか?

多くの方が言葉は聞いたことがあったり、ふわっとしたイメージをお持ちですよね。

今回は世界遺産検定1級を取得している筆者が世界遺産について簡単に説明していきます。

世界遺産とは?

まずこの世界遺産とは何か?という質問への回答ですが、

【顕著な普遍的価値を有する遺産】

のことを指します。

さっそく専門用語が出てきましたが、『顕著な普遍的価値を有する』というのはつまりは、

歴史上や芸術上、学術上または景観上等の観点からの高い価値を有していることを指します。

なんとなく皆さんがイメージする世界遺産というのも、定義に当てはまるのではないでしょうか。

ここで皆さんにもう1問質問ですが、今現在世界遺産というのが何件程度登録されていると思いますか?

答えですが、2021年5月時点で1,121件の遺産が登録されています。

『え、世界遺産ってそんなにあるの?』

と思いませんか?そこまで多いと逆に稀少性が失われて相対的な価値が下がりそうな気がしますよね。

そもそもこの世界遺産として登録することのメリットについて、
筆者の私見も含みますがやはりネームバリューという点が大きいんです。

特に観光立国においては世界遺産として登録されているだけで、
訪れる観光客が大幅に増えることは容易に想像できますので、
各国こぞって登録する遺産の数を増やそうとするわけですね。

ただしこれでは世界遺産のブランド価値も下がってしまいますから、
世界遺産委員会としては対策を講じているわけです。

数が増え続けることへの対策として1年に登録申請できる遺産の数に制限を設けました。

現在では各国登録の申請をできる遺産は1年につき1件までとする非常に強い制限が課せられています。

(ただし、2020年の世界遺産委員会はコロナ禍の影響により開催が見送られたため、
2021年の世界遺産委員会において前年に審議予定であった遺産も併せて審議することが予定されています。
日本からはタイトルにある縄文遺跡群に加えて「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」が諮られることになっています)

世界遺産の種類

世界遺産には大きく分けて以下の2種類に分類されます。

  • 世界文化遺産
  • 世界自然遺産

こちらも名前からどういった分類かイメージがつくかと思いますが、
対象が建造物や遺跡等の場合には世界文化遺産、
自然の地域等の場合には世界自然遺産として登録されます。

今回取り上げた「北海道・北東北の縄文遺跡群」については、
ご想像の通り世界文化遺産として登録されることが見込まれています。

なお、建造物等と自然とが一体となって『顕著な普遍的価値を有する』と判断された遺産については、
『複合遺産』として取り扱われます。

皆さんも大好き、『マチュピチュ』もこの複合遺産に該当します。

ちなみにこの複合遺産、2021年時点では日本からの登録はありません。

世界遺産登録までの道のり

世界遺産への登録は、毎年行われる「世界遺産委員会」という国際会議において、
登録することが適当と判断されたものが晴れて登録されることになります。

ただしこの世界遺産委員会において諮られるまでの道のりは長く、
登録の準備を始めてから登録までの期間は早いものでも数年、
長いものでは10年以上の年月をかけるものもあります。

「北海道・北東北の縄文遺跡群」についても登録に向けたプロジェクトが立ち上がったのは、
どうやら2000年代初頭のようですし、20年前後の期間をかけてようやく登録が目前となっています。

日本の世界遺産

ここでもう1問皆さんに質問ですが、日本にはどのくらいの世界遺産があると思いますか?

答えは2021年5月時点で23件にのぼります。

内訳は世界文化遺産が19件、世界自然遺産が4件、複合遺産は前述のとおりありません。
圧倒的に世界文化遺産の割合が多いんですね。

ちなみにこれもあまり知られていませんが、金閣寺や銀閣寺は共に世界遺産に該当しますが、
これらはいずれも『古都京都の文化財』というひとくくりの遺産として世界遺産として登録されています。
それぞれは「構成資産」と呼ばれ、金閣寺、銀閣寺のほか、清水寺などを含む計17の構成資産を資産をまとめて、
『古都京都の文化財』という1つの世界遺産として登録されています。

ここでもう1つ雑談のネタとして、

日本のシンボルである富士山も世界遺産として登録されていますが、
実は富士山は世界自然遺産ではなく、世界文化遺産として登録されています。

これは、富士山が古来より信仰の対象として、そして、「富嶽三十六景」をはじめとする芸術の源泉として、
その文化的側面において『顕著な普遍的価値を有する』と判断された点にあります。

なお日本において世界自然遺産として登録されているのは以下の4件です。

  • 屋久島
  • 白神山地
  • 知床
  • 小笠原諸島

世界遺産訪問のススメ

これまで世界遺産の概要について触れてきましたが、
少しでも興味をもって頂けたようでしたらぜひ一度実際に足を運んでみることをお勧めします。

中には、

『なんでこんなものが世界遺産なんだ。。』

なんて言われるものもあるのは事実ですが、
やはりそれなりの審議を経て初めて登録にこぎつけているわけですから、
何らかの気づきは得られるものと筆者は考えています。

日本国内であれば、分かり易いところで屋久島だったり姫路城あたりが、
最初に訪問する遺産としては良いのではないでしょうか。

それではまた。

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