【レビュー】デジタルマーケティングのお勉強【2025年、人は「買い物」をしなくなる】

その他諸々

どうもこんにちは、じょんです。

皆さんは『デジタル』と聞いてどう感じますか?

筆者はデジタル音痴でして、デジタルと聞くとついつい身構えてしまうのですが、
皆さんの中にもそういった方は少なくないのではないでしょうか。

そんな筆者でも今世界でどのようなデジタルシフトが起きているのか、
その一部を学ぶことができたこの一冊。

望月智之先生著

『2025年、人は「買い物」をしなくなる』

望月先生はデジタル先進国である米国・中国を定期的に訪れ、最前線の情報を収集しつつ、
消費財やファッション等のライフスタイルの領域を中心にブランド企業に対してデジタルシフトやEコマース戦略等のコンサルティングを手掛けており、
コンサルタントとして、のべ9,000社以上の企業にデジタルマーケティング支援を提供しているというお方。

本書のタイトルこそなかなか攻めていますが、特にデジタルマーケティングについては、
事例も交えつつ分かり易く説明されており勉強になりました。

それでは今回もこの1冊から、筆者が以下の3点をピックアップして解説していきます。

  • 商品を選ぶのは実は面倒くさい作業の連続である
  • 「買っているのに所有しない」という概念
  • 若者は「ググらない」

商品を選ぶのは実は面倒くさい作業の連続である

食品スーパーに行くと、大抵のコーナーには数多くの種類のアイテムが棚に並んでいます。

例えば、牛乳一つとっても少し大きめのスーパーであれば10-20種類くらいが並んでいるかと思いますが、
実際にその中から1つを選ぶのがシンドイと感じることありませんか?

牛乳だけであればよいですが、卵やお肉なんかもブランドが多数あり、正直選びきれず、
値段が無難だったり、消費期限が長いものを選んでしまうこと、皆さんも一度は経験されたことがあるのではないでしょうか。

昨今は物があふれ、消費者が選ぶことが出来る選択肢が増えたという反面、
消費者側が選ぶことに対して労力を要するようになってきているというのもまた事実。

そんな中、本書によれば、最近のECサイトは、品揃えの多さを消費者に訴求するのではなく、
すっきりと分かりやすく見せることに注力している傾向にあるというのです。

例えばAmazonなんかでは、消費者の過去の購買行動を基に、消費者の嗜好にあった商品、
かつ同じ商品を複数の業者が提供している場合には最安値の商品を優先的に表示するようにしてくれており、
消費者側は基本的には多くの選択肢を見比べることなく、サイトの最初に表示された商品を購入するだけでこと足りるのです。

確かにこれだと非常に便利なのですが、一方で買い物をする楽しみが減ってしまうという意見も聞こえてきそうです。

ただし本書によれば、買い物のプロセスの中で一番楽しいタイミングがどこかと考えた時に、
どうやら『商品の封を開ける瞬間』であるというのが最近の通説のようで、
大手のハイブランドなんかでも、『どうやってイケてる箱を作るのか』ということが新しいテーマになってきているのだとか。

これ、皆さんもわかりますよね。いわゆる『開封の儀』が一番楽しいと感じるのは筆者も同じです。

そして、この『開封の儀』は『Unboxing(アンボクシング)』=『届く瞬間、箱を開ける瞬間のユーザ体験』と表現され、最重要視している企業が増えてきているというのですから、
時代は変わってきたなということを感じさせられますね。

「買っているのに所有しない」という概念

「買っているのに所有しない」とはどういうことか。

筆者も言葉だけでは理解できなかったのですが、要するに、
購入はするのだけど、購入して所有し続けることに価値を見出すのではなく、
使い終わればすぐに所有を放棄する

ということのようで、これを可能にしているのがメルカリをはじめとするフリマアプリなんだそうです。

例えば、メルカリで中古の洋服を買い、1度着て、再度メルカリに出品する

そうすると一度は買っているのに(短期でしか)所有しないといえるわけです。

これはつまり短期での売買とも言えますし、買値と売値の差額で洋服をレンタルしたとも捉えられるのです。

筆者の世代なんかですと、物は大事に長く使いなさいと学校で教わってきたかと思いますが、
メルカル等の登場により、長く持つことはむしろ不経済と考える世代が増えてきているんだとか。

とはいえ、結果的に個人ではなく、社会という広いくくりでは物を長く使うことにもつながるので、
非常にいい動きだと筆者は感じていますが、皆さんはどう考えますでしょうか?

若者は「ググらない」

これが本書を読んで一番驚かされたことだったのですが、
どうやら『ググる』という言葉が死後になりつつある、もしくは既に死後になっているというんですね。

ウソだろ、、
いうてもGAFAMの一角であるGoogleやぞ、、

と筆者世代の方は思われるかと思いますが、Googleをどうこうという話ではなく、
若い世代の方たちは何かを調べようとしたときに、Googleをはじめとする検索エンジンを使わなくなってきているというんです。

ではどうするかというと、洋服ならZOZOTOWNのアプリで、中古品ならメルカルのアプリで、
といった具合に、それぞれ適したアプリを介することで、目的を果たしているようなんです。

なんで?と思いますよね。

これ、言われてみればそうなのですが、検索エンジンを介して検索した場合、
多数表示される結果から本当に目的としているものがなにか、ユーザー側で取捨選択する作業が発生するんですよね。
そして何よりこの作業が非常に面倒くさい。

一方で、専用アプリ内であれば、その面倒くささは排除されますし、
さらには悪質サイトに飛ばされるといったリスクも抑えられるため、一石二鳥となるわけです。

若者がいかに合理性を追求しているのかが良く分かるトレンドですね。

消費者はストーリーを求める

いかがでしたでしょうか。

今回は説明できませんでしたが、
最近では消費者は消費に対してストーリーを求めるトレンドも確認されているようです。

これ何かというと、
例えば非常に環境によい素材から作られていたり、
貧困地域の方々の手を借りることで雇用を創出したりと、
自分がなぜ購入するのかを裏付ける理由や背景を求めているというのです。

筆者も本書で取り上げられている『世界一履きやすいクツ』として有名なallbirdsのスニーカーを持っていますが、
このクツ、環境に良い素材をもとに作られており、
そういったストーリーが購入する後押しとなったことは間違いありません。
(筆者には若干値段はお高いのですが、環境によいのならと自分を納得させられました)

このallbirdsのクツの素晴らしさについてはまたの機会に解説出来ればと考えています。

それではまた。

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