どうもこんにちは、じょんです。
突然ですが、筆者は自分のことを平凡な人間だと思っています。
こう書くと何か自分に悲観しているように聞こえるかもしれませんが、
決してそんなことはありません。
平凡であることが欠点だとは決して思っていませんし、
非凡であり天才であるが故の悩みを持つこともないですから、
むしろ楽に生きていくことが出来る、そんな風にも感じているくらいです。
少し話がそれましたが、そんな平凡な筆者、そして、
自身が平凡であると感じてるかもしれないあなたにも何らかの才能が眠っている。
そして、その才能を見つけ出すツールを提供しているのがコチラの本。
『ストレングス・ファインダー』という名前を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。
『強みの心理学の父』として知られるドナルド・O・クリフトン博士によって開発された、
『才能を見つけるためのツール』
それが『ストレングス・ファインダー』なのです。
今では世界で数百万人がこのストレングス・ファインダーによって自分の資質を見つけているということで、
筆者も試してみることにしました。
なお、このストレングス・ファインダー、WEBサイト上で有料で実施可能なのですが、
本書に付属されているコードを用いれば、基本的な分析を実施できるようになっています。
注意してほしいのがこのコード、1回しか使用することが出来ませんので、
古本として購入する場合には、コードが使用済みかどうか必ず確認するようにしてください。
正直本書の大半は、ストレングス・ファインダーにより発見できる計34の資質の説明が大半を占めていますので、
コード抜きでは、あまり本書を購入する理由はないというのが筆者の感想です。
(実際にほとんどの方はコード目当てで購入しているようです)
テストの流れ
本書に付属のコードを、指定されたWEBサイトに登録することで、
ストレングス・ファインダーが開始されます。
テスト自体はシンプルなもので、各門ごとに2つの説明が記載されており、
あなたはAとBのどちらにより近いか、もしくは中立かを選択するだけ。
よく就職活動で行う適性診断のようなイメージのものでした。
1問ごとの制限時間は20秒と短く、あまり深く考えずに、直感で選ぶことが大事なようです。
そして、これを計200問弱、トータル30分程度行うことで、
あなたの資質が判断されるわけです。
『本当にそんなテストで資質がわかるの?』
と思われる方もいるかもしれません。
実は筆者も受ける前は同じように少し疑ってかかっていたのですが、
出てきた結果をみて、
『なるほど、これは的を得ているかもしれない』
と思うほどに、少なくとも筆者にとっては納得感のある結果となっていました。
実施結果の表れ方
さて、このテストを実施した結果として、
あなたは、自身の資質の上位5つがなんであるのかについて知ることが出来ます。
ちなみにこの資質、全部で34個あり、
その中での上位5つですから、あなたにとっての本当の強みが、
細かく分析されて表現されるわけです。
そしてなんと、この上位5つの資質が同じ順番で表れる人は、
3,300万人に1人という確率なんだそうです。
つまり、自身と同じタイプの資質を持つ人は、
単純計算では日本に3人しかいないことになります。
そう考えると、誰もがユニークな資質・才能を持っているんだという実感が持てませんか。
また、結果はレポートの形で生成され、
- あなたのそれぞれの資質の詳細
- あなたがどんな作業に向いているのか、もしくは、向いていないのか
- あなたが注意すべきこと
等を把握することが可能となります。
筆者の実施結果
先に触れた通り筆者もこのストレングス・ファインダーを試してみたのですが、
筆者の資質とその説明は以下の通りでした。
➀調和性
調和性という資質を持つ人は、意見の一致を求めます。
意見の衝突を嫌い、異なる意見でも一致する点を探ります。
➁収集心
収集心という資質を持つ人は、より多くの知識を求める知りたがり屋です。
ものを集めたり、あらゆる種類の情報を蓄積したりするのが好きな人が、このタイプに多くみられます。
➂学習欲
学習欲という資質を持つ人は、学習意欲が旺盛で、常に向上を望んでいます。
特に結果よりも学習すること自体に意義を見出します。
➃内省
内省という資質を持つ人は、頭脳活動に多くの時間を費やします。
内省的で、自分の頭の中で考えるのが好きで、知的な討論が好きです。
➄分析志向
分析思考という資質を持つ人は、物事の理由と原因を追求します。
状況に影響を与える可能性のあるすべての要素を考慮に入れる能力を備えています。
仕事の適正について
この結果を見て筆者が思ったのは、
それぞれの資質が筆者の職業である会計士が行う業務に通ずるところがあるということ。
会計士は会計の世界における専門家として、常に新しい情報を学習する必要がありますし、
学ぶべき範囲も単に会計に留まらず、税務・法務からビジネスの領域まで幅広いと言えます。
また、当然、業務においては、細かな数字の分析が求められ、
答えを導き出すに当たっては頭脳労働が中心となります。
加えて、顧客との折衝の場面では、利害関係者の意見の調和を図ることも求められる場面もあり、
このようにいずれの資質も会計士の業務には求められているのです。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
筆者の実施結果はさておき、皆さんも自身の資質が何なのか気になったのではないでしょうか。
本書では、資質に沿わない努力をすることは『いばらの道』と表現されており、
この『いばらの道』を避け、自身の強みを活かせる場所で働くことが、
生産性を挙げるためには必要であると説かれています。
要するに、短所には目をつぶり、長所を伸ばし活かせる仕事に就くべきということで、
まずは、そもそも長所がなんであるかを把握するとっかかりとして本書は最適と筆者は感じました。
本書で唯一残念なのは、コードが付随する関係で、Kindleの電子書籍では購入出来ないことくらいでしょうか。
少しでも気になった方は、是非一度お試しあれ。
それではまた。
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