どうもこんにちは、じょんです。
以前に貯蓄を増やすためには、
収入を増やすか、支出を減らすか、もしくはその両方の組み合わせしかないという話をしましたが、
今回は支出を減らすことに焦点をあてた書籍を紹介します。
横山光昭先生著
著者である横山先生はファイナンシャルプランナーであり、
3,800人もの貯金ゼロ家計を再生させた実績から、
家計再生コンサルタントとご自身を称しているお方。
そんな方により書かれたこの1冊から、筆者が以下の3点をピックアップして解説していきます。
- 節約はかなりの収入なり
- 家計簿の目的はお金の使い方や流れを知ることにあり
- お金には気持が集まる!
節約はかなりの収入なり
「節約はかなりの収入なり」
この言葉、ルネサンスの先駆的思想家である人文学者、
デジデリウス・エラスムスのという方が残したそうですが、
全くもって仰る通りですよね。
結局、収入を増やすことと、節約により支出を減らすことは、
家計への影響は等しいということを指しているわけです。
そして収入を増やすことと支出を減らすことのどちらがより簡単かというと、
一般には支出を減らすことの方が圧倒的に簡単と言えるのではないでしょうか?
昇進や副業等による収入増にはそれなりの時間(なんなら年単位)がかかるものですが、
節約による支出の削減は即効性の高いものであれば極論今すぐにでも手を付けられますよね。
例えば、毎日仕事帰りに買うコンビニスイーツをやめることで、
仮に1日辺り200円であったとしても、365日分では73,000円の節約に繋がるわけです。
この本では節約を始めるにあたり、まずは固定費から優先的にカットが出来ないか
の検討をすることが先決とされています。
本書では横山先生が『ムダな固定費ワースト10』を挙げているのですが、
どれも耳が痛くなりつつも、納得感のあるものばかりでした。
例えば携帯電話料金について、昨今では大手キャリアの料金も大分下がり始めてきましたが、
少し前までは月1万円を超えている方も多かったのではないでしょうか。
また、今でもきちんと調べていけば、数千円かかっている料金を千円前後まで落とすことも場合によっては可能です。
仮に月々3,000円かかっている方が1,000円まで落とせたとしたら、
年間では24,000円の節約になるわけですから、ちょっとした旅行に行けるくらいの影響は出てくるわけです。
その他の項目についても皆さんも頷けるものが多いかと思いますので、
「こんなものを節約していけばよいのか」と眺めてみてください。
家計簿の目的はお金の使い方や流れを知ることにあり
本書ではお金を貯めるにあたり家計簿をつけることを強く勧めています。
そして家計簿をつけることの目的として、
「お金の使い方や流れを知る」
ことが述べられています。
皆さんは普段使っているお金が例えば月単位でどういったものにいくら使われているのか、
十分に把握されていますでしょうか?
恐らく家計簿をつけていない方の回答は「No」なのではないかと思います。
結局のところ、貯金が出来ていない方というのはまずこの「何にいくらつかっているのか」という実態を把握できておらず、
まずはその実態を把握し、改善点を探っていくことが重要であるという内容が書かれています。
本書ではさらに、家計簿をつけるにあたっては、それぞれの支出が、
のいずれに分類されるのかについても記録することを勧めており、
支出の視える化がなされた後は、
②消費を抑える
③投資に回す
という順序で、徐々にお金の流れを改善させることを提案しています。
最終的に貯蓄を増やすためには、投資は必須となりますので、
投資に回すお金を作るために浪費を極力減らし、そして消費も削減できるところは見直しを行う、
シンプルながら王道の考え方ではないでしょうか。
なおここでいう投資というのは、必ずしも株式等への投資を意味しているわけではなく、
書籍の購入や英会話スクールへの通学等の自己投資も含みます。
つまりは、将来の収入を上げる行為としての投資という捉え方ですね。
お金には気持が集まる!
最後に取り上げるのは、お金には気持が集まるという考え方。
本書によれば、3万円を貯めるための行動をする場合、
ただなんとなく3万円を貯めること自体を目標にする場合と、
例えば旅行に行くための費用として3万円を貯めるのとでは、
実際に節約を行った際の効果が全く違うというもの。
これは皆さんもなんとなくイメージできるのではないかと思いますが、
具体的な目標を持った方がなんとなく行動を始める場合よりも達成する可能性が上がりそうですよね。
筆者も経験がありますが、急な支出があったときの蓄えとして、
なんとなくこのくらいは貯金しておいた方がいいのではないかという考えから、
ふと思い立って貯金を始めるのですが、これなかなか長続きしないんですよね。。
この点筆者は今時点では毎月の収入の内、だいたい50%強程度は貯蓄に回せるようになりました。
以前と何が違うかというと人生の目標を決めたことにあります。
⇒若いうちに経験をするには時間とお金にある程度の余裕がなければいけない
⇒貯蓄による資産形成によりサイドFIREを達成する
この目標が私が貯蓄を行う上での指針となっており、
具体性を持った目標を設定することで実際の行動にも活かせています。
是非皆さんも貯蓄を行う際にはどんなものでもよいので、
何かしら具体的な目標を持つことをオススメします。
家計簿のススメ
先にも書いた通り本書では貯蓄を行う際には家計簿をつけることを勧めていますが、
筆者もこの見解には完全同意で、家計簿をつけることによる支出の視える化は、
自分のお金の流れを把握するための非常に強力な武器になります。
そしてこの家計簿、手書きすることでより自分へと言いきかせる威力が増すという考え方はあるものの、
筆者は家計簿アプリを利用することをオススメしています。
理由は簡単で、手書きより圧倒的に楽なんです。
以前にオススメの家計簿アプリについての記事を書いていますので、気になった方は是非ご覧ください。
手書きとするか、アプリを使うかは個人の好みにもよるでしょうから、
自分に合った続けやすいやり方を探ってみてはいかがでしょうか。
それではまた。
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