【ついに香りまでサブスクに!】香りの商社-リーモ・トロージェンがおうち時間を豊かに

資産形成

どうもこんにちは、じょんです。

今回も『FUNDINNO』の新規投資案件についての紹介です。

目を引いたのは、『香りのサブスク』を提供しているリーモ・トロージェン社。

昨今の成長企業のビジネスモデルである『サブスク』、かつ、
消費者の本能に直接働きかける『香り』の分野ということで、
当たればその分見返りは大きいことが見込まれるのではないでしょうか。

今回はそんなリーモ・トロージェン社について、筆者が調べた結果をまとめていきます。

セントマーケティングとは?

皆さんは『セントマーケティング』という言葉、聞いたことがありますか?

筆者は全く聞いたことがなかったのですが、
企業が独自のイメージに沿って開発した香りを『ブランド・セント(Brand Scent)』と呼び、
ホテルや店内等の客とのタッチポイントにおいて、戦略的にブランド・セントを効果的に拡散することで、
客に対してブランドのイメージを印象付ける空間演出のことを指すようです。

筆者はそんなハイセンスなショップに通うようなことはないのですが、
旅先等のホテルで独特の香りを感じることはあり、まさしくそれがセントマーケティングなのだと気づかされました。

当社としては、実店舗に訪れた客に対して、ブランドセントを介してブランドイメージの植え付け、
購買意欲を促進するなどにより、リピート率の上昇が可能だと見込んでいるとのことですが、
筆者としては、実店舗を対象とする以上は顧客のパイ自体は大きく広がっていかないのではないかと考えています。

昨今では非対面でのセールスが急激に成長しており、旧来の対面型のセールスがやや下火になっているのは事実でしょう。

大手家電量販店なんかでは、実店舗を販売の窓口としてではなく、実際にモノを見て判断していただくためのタッチポイントとして捉え、
オンラインショップへと顧客を促す等、実店舗の考え方が大きく変わりつつあるということも目にするところです。

では、当社のビジネスは上手くいかないかと考えているかと言われればそんなことはなく、
次に説明する個人へのサブスクは非常に面白い一手ではないかと思います。

個人向けの『香りのサブスク』への展開

当社が今回FUNDINNOを通じて得た資金はこの、
個人向けの『香りのサブスク』を展開しシェアを拡大するための資金としても使われていくようです。

ビジネスの概要ですが、月額2,000~3,000円程度で、契約された個人に対して、
複数のアロマの中から自身で選んだものを毎月送付し、
受け取った個人は専用ディフューザーを用いて自宅で香りを楽しめるというものです。

昨年来コロナ禍の関係で、在宅勤務をはじめ、自宅で過ごす時間が増えているのは間違いのない事実であり、
自宅での生活を豊かにする商品が売れているということはよくニュースでも目にするところではあります。

中には、ココロのケアを目的として、絵画のサブスクなんかも流行っているような状況なわけですが、
アロマにはアロマセラピーという言葉もあるように、嗅覚を通じて心身のバランスを整える効果が実証されており、
リモートワークだからこそ受けるようなストレスに対しても、リラックスできるような香りを拡散することで、
個人の、そして、家族の生活が豊かになる効果が期待できるのではないでしょうか。

アフターコロナにおいても、リモートワークは一つの新常態として定着することが見込まれますので、
一定規模の市場は常に存在するということが言えそうな点も、
このビジネスの成長性を裏付ける一つの要素であると筆者は考えています。

なお、『香りのサブスク』を展開させた後の展望として、香りがユーザーに与える人体への影響データを取得し、
AIに学習させることで、ゆくゆくはユーザーの体調に応じて、最適な香りを提供していければと考えているようです。

疲れているときには疲労回復に適した香りを、
イラついているときにはココロを安らげる香りを、
といった具合に、自動的に提供される香りが変わる。

そんなことが現実に起これば、私たちの生活もより豊かになるのかもしれませんね。

国内展開の後は海外へ

どうやらこの『香り』の市場、
アロマセラピーに関する意識の高まりによって拡大しているとのことなのですが、
やはり日本よりも海外、特に米国やドバイの市場が大きいようです。

筆者の感覚ですが、日本と比べて海外の方がホテルやデパートの香りが強いイメージがあり、
やはり、香りに対する意識がより強いということの現れなのでしょう。

そして当社のディフューザーを製造する中国の提携工場が、世界への販売チャネルを有しているとのことで、
同チャネルを用いて海外の高級ホテルなどへの導入を計画しているようです。

その後、ワールドワイドに展開し、売上を拡大した後、2026年のIPOというのが、
当社の考えている計画ということです。

おわりに

いかがでしたでしょうか。

先に挙げた個人向けの『香りのサブスク』事業は年内にテスト販売を開始予定とのことで、
私たちがサブスクを行える日も遠くないようです。

昨今のトレンドに沿ったビジネスモデル、ターゲットであることから、
当たれば見返りは大きいのではないでしょうか。

投資は自己責任で。

それではまた。

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