狼狽売りをしないために。調査結果から学ぶ『ほったらかし』の優位性

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この記事は以下のような方にオススメです。

こんな方にオススメ!

  • 最近の株価下落により株式売却を検討している方
    ⇒しっておいて損はない『狼狽売り』という言葉について説明します
  • これから投資を始めようと考えている方
    ⇒『ほったらかし』投資というオススメの投資手法を解説します
  • 過去のパフォーマンス実績に関する調査結果が気になる方
    ⇒大手証券会社であるフィデリティ社の調査結果を引用しています

どうもこんにちは、じょんです。

最近の米国株の急落により、損失を被っている方も多いのではないでしょうか。

筆者も例にもれず、ポートフォリオの中心はS&P500に連動するインデックスファンドですから、悪い日には朝起きたら給与1か月分の評価益が飛んでいたなんてこともあるわけです。

そんな時に『こりゃもうだめだ、もっと下がる前に売ってしまおう、、』と考える方もいるかと思いますが、ちょっと待ってください。

もしあなたの資産形成の目的が老後資金等、長期的な貯蓄であるのなら、取るべき対応は『ほったらかし』であるということを示唆する調査結果があるのです。

今回はその調査結果について解説をしていきます。

調査結果の概要

有名な調査結果ですのでご存知の方もいるかもしれませんが、大手証券会社のフィデリティが行った顧客の投資パフォーマンスを調査したところ、最も成績が良かったのが『既に亡くなっている方』だったというのです。

ちなみに、2番目に成績が良かったのは『運用していることを忘れている方』ということで、いずれも運用を積極的に行っておらず、いわば『ほったらかし』にしている方の成績が優れていたということで、非常に話題になりました。

この調査の対象期間は2003年~2013年ということで、リーマンショックによる株価の下落局面を含んだ期間なわけですが、その局面においてもほったっらかし投資のパフォーマンスが優れていたということから、今起きている下落局面においても同様のことが言える可能性が相応に高いといえるのではないでしょうか。

ほったらかし投資の優位性

ではなぜほったらかし投資が優れているのかですが、1つはいわゆる『狼狽売り』を避けることが出来る点にあるといえます。

『狼狽売り』というのはこうした株価の下落局面において、更なる損を嫌う結果、投資を売却することを指します。

この狼狽売り、一般には良くない対応として捉えられることが多いのですが、その背景には、長期目線で見れば株価が回復することを前提とすると、下落局面で売却することは短期的にはその後のさらなる下落による損失を回避できる可能性がある反面、長期的な株価の上昇による恩恵をみすみす手放すことにも繋がる点が挙げられます。

特に老後資金を目的とした長期積立投資を行っている方にとっては、長期的には株価が上がるとの前提で積立をするわけですから、一時の下落に慌てて売却するというのは、長期積立投資の手法に反した対応として望ましくないわけです。

また、一度は売却して株価が底をうったら再度購入しようとする方もいるかと思いますが、基本的には投資のプロであっても底がいつであるのかを正確に予測することは非常に困難でしょうから、底値で株を掴むというのは現実的ではないということは明白でしょう。

更には、売却をすると、売買手数料や、売却益が生じる場合には税金分も差し引かれた金額しか手許に帰ってこないですから、資金効率の観点からも望ましくはないと言えるのです。

この点、ほったらかし投資によれば、長期的な株価上昇の恩恵を受けられ、また、手数料や税金も差し引かれることなく、資金効率の観点からも優れているのです。

調査結果の信憑性

ちなみに今回触れたフィデリティ社の調査結果ですが、話題になったというのはTwitterでバズったということを指しており、筆者も元ネタを探したのですがフィデリティ社のWEBサイト等からは確認が出来ず、もしかすると背びれ・尾ひれがついた話かもしれない点はご留意ください。

とはいえ、この調査結果に関するコメントは国内のみならず、以下を含め海外のサイトにも多く触れられていますから、ある程度信憑性のあるものだと筆者は考えています。

Best Investors are Dead: One Simple Strategy To Up Your Investing Game
Fidelity noted a performance review to determine which investors received the best returns. The audit revealed the best investors are dead!

なお、以下のブログでは、フィデリティ社が調査対象者が既に亡くなっているかについて把握することは容易ではなく、『調査結果はフェイクではないか?』ということについて触れています。それでもブログの管理者が独自に調査をしたところ、リバランスをする場合とリバランスをしない場合との比較では、リバランスをしない方が歴史的にはパフォーマンスが優れており、『フェイクではあるものの、結果は間違ってはいない』と結論付けています。

The Fidelity "dead accounts" study is fake, not wrong - Independently Financed
Become a Patron!I’ve noticed an interesting phenomenon, which I call “common knowledge about common knowledge” (doesn’t exactly roll off the tongue, I know). It...

とはいえ、こちらもあくまで個人ブログのようですので、どこまで信頼できるのかは定かではないという点は付け加えておきます。

おわりに

いかがでしたでしょうか。

今回は相場の下落局面における優れた対応とは何かについて、フィデリティ社の調査結果を基に解説をしてきました。

筆者は投資のコアとして据えているS&P500のインデックス投資についてはほぼほったらかしの状況にありますが、サテライトとして保有している個別銘柄に関してはやはりこの下落局面になると売却すべきか揺らいでしまうんですよね。

それでも、保有している個別銘柄はいずれも長期的には株価が上昇するとの見込みにおいて購入したものですが、狼狽売りの誘惑に負けずに強く握っておきたいと思います。

皆さんも今投資を手放すことを考えているようでしたら、一度『これって狼狽売りなんじゃないか?』と考え直す機会があってもよいのではないでしょうか。

投資は自己責任で。

それではまた。

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