【貯蓄額の中央値は826万円】総務省の貯蓄調査結果を纏めてみました

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どうもこんにちは、じょんです。

先日、総務省統計局から、2020年の家計調査年報(貯蓄・負債編)が公表されました。

現在貯蓄を進めている方、もしくはこれから貯蓄を本格的に始めようと思っている方にとって、周りの方との比較で自分がどの程度の位置にいるのかを知ることは、これからの励みになるかと思いますので一緒に確認をしていきましょう。

若干ボリュームも多くなりますので、今回は貯蓄編に絞って解説をしていきます。

今回のポイントは以下の通りです。

  • 2020年の貯蓄額の中央値は『826百万円』
  • 中央値は4年連続で上昇しており、ここ10年では最高額
  • 平均値を下回る世帯が全世帯の約2/3を占める

貯蓄平均値

今回取り上げる数値は財務省統計局が公表している数値の内、二人以上世帯、かつ、勤労者世帯(世帯主が現役で働いている世帯)の数値となります。


(総務省統計局のWEBサイトより引用)

2020年の貯蓄平均額は上表のとおり、『1,378万円』であり、2018年から2年連続で上昇しています

また、2011年以降の10年では最高額となっていることが分かりますので、10年間のトレンドでは貯蓄平均額は増えている傾向にあると読み取れます。

なお、「貯蓄現在高の年間収入に対する比」である「貯蓄年収比」は2020年で『186.2%』となっており、平均して年収の1.86倍の貯蓄が貯蓄されているということになります。

貯蓄中央値


(総務省統計局のWEBサイトより引用)

次に上表は2020年の貯蓄の平均値を含めた表になります。表の一番右側に各年の貯蓄額の中央値が載っています。

以前に以下の記事でも解説をしましたが、『平均値』というのはどうしてもずば抜けて高い貯蓄をしている人の数値に引きずられて、実際の感覚よりも高い数値が示されやすいという特徴があり、感覚に近い数値として『中央値』の方が、貯蓄額の世間の実態を知るには適していると言われています。

【あなたの貯蓄額は平均以上?】21年1-3月 年齢別貯蓄額の調査結果について
先日、総務省統計局が最新の家計調査の調査結果を公表しました。 対象となる期間は2021年1-3月のものであり、今回は調査対象の内、貯蓄残高について筆者が感じた点も踏まえてまとめていきます。

さて、2020年の貯蓄額の中央値は『826万円』とされており、やはり先ほどの平均値との間には大きな差が生じていることが分かります。

そして、この中央値ベースでいえば2016年から4年連続で上昇しており、また、先ほどの平均値と同様に2011年以降では最高額となっています

つまり、平均値でも中央値でも、2020年というのは皆さんの貯蓄に対する意識が高まったのか、はたまた、コロナ禍の影響で支出が抑えられたのか、ここ10年で最も貯蓄高が高くなった年となったのです。

実際に筆者もそうですが、2020年だけでなく、2021年に入っても、コロナ禍の影響から観光目的での長距離の移動は行えていませんし、飲み会等の交際費もほぼゼロに近い水準まで減っていますから、いわゆる『おうち時間』の最適化のための支出は増えているものの、総じて貯蓄に回せるお金が増えています。

皆さんも自営業で客商売を行っている方等を除けば、多かれ少なかれ、貯蓄額は増えているのではないでしょうか。

貯蓄額別の世帯分布


(総務省統計局のWEBサイトより引用)

最後に、上表は貯蓄額別の世帯分布をグラフで表したものです。

グラフの左から右にいくにつれて貯蓄額が高くなり、下から上に行くにしたがって、全世帯に占める各貯蓄額階層の割合が高くなっています。

例えば、一番左のバーは貯蓄額が100万円未満の世帯を表していますが、全世帯に占める貯蓄額100万円未満世帯の割合は11.4%と読み取れます。

そして重要なのは、平均値1,378万円より左側に位置するバーの%を合計すると、全体の2/3を占めており、貯蓄額の平均値というのが上位1/3の世帯によって引き上げられていることが分かるのです。

言い方を変えれば、平均値を下回る世帯が全体の2/3を占める、低貯蓄額層に偏った分布となっているのです。

おわりに

いかがでしたでしょうか。

今回示した平均値なり中央値というのはあくまで目安であり、各家庭によってあるべき貯蓄額というのは左右されますが、中央値である『826万円』という水準については、二人以上世帯にとって、貯蓄の目標として設定するのには丁度いい水準と言えるのではないでしょうか。

少なくとも、周りの世帯との比較が特に気になる方にとっては、中央値まで貯蓄が進むということは、1つの安心材料になるのではというのが筆者の考えです。
(とはいえ、今後何が起きるのかわからないのが人生ですから、中央値で満足せずに、是非上を目指していってほしいですね)

筆者も継続して貯蓄を、そして、資産形成に役立つ情報の学びを続けていきたいと思います。

次回は家計調査年報の負債編について、一緒に学んでいきましょう。

それではまた。

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